こんにちは。
フルモデルチェンジされるということで
2014年秋の発売が噂されるマツダの新型デミオ。
今日は購入を検討されている方に
開発者のインタビューの最後を紹介したいと思います。
開発担当者の
志が伝わりますよ。
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◆「
運転はこんなに楽しいもの」を若者に実感してもらいたい
新型デミオ2014の開発リーダーの土井歩氏
Q:ディーゼルエンジンは、本来的に、値段の高いものじゃないですか。
それにレザーパッケージとかを用意すると、
それこそ
「クラスの概念を越えた」価格になるのでは?
土井:いやいやそんなことはありません(笑)。
先ほども言いましたが、コンパクトカーとして守らないといけないところは
いろいろあると思います。
私が思っているのは
大きく2つです。
ひとつは、
コンパクトカーとしての小回り感。
日本では5ナンバーである必要があります。
大きなタイヤを履いていますが、最小回転半径は4.7m、
従来モデルと同じにしています。
もうひとつは、
コンパクトカーとしての価格帯。
プレミアムではありませんからね。
ですので、ディーゼルエンジンでも、レザーパッケージでも、
今のコンパクトカーの価格帯に納めるようにしたいとは考えています。
コンパクトカーの価格帯もハイブリッドを入れることで、
ずいぶんと広がっていますしね。
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Q:具体的にいえばコンパクトカーのハイブリッド車がライバルになるんですね。
「アクア」とか「フィットハイブリッド」とか。
土井:我々はハイブリッドを持っていないので、そこにディーゼルで勝負をかけると。
価格も、それらのライバル車を大幅に超えるというのは考えられないですね。
Q:欧州ではアルファロメオの「ミト」あたりがライバルですか?
土井:いやあ、そういうわけではないですよ。
どちらかというと、
「我々の新世代商品群の中で、うちのBセグメントカーはどうなんだ?」
という考え方です。
「アクセラ」などの思想をきっちり入れてやっていこうという方が強かったですね。
ただし、売るときは競合車がありますので、そこと比べて、
うちは
どんなポジションにいるのかは確認しますけれども。
Q:「アクセラ」を取材したときも競合はあまり考えてないとお聞きしました。
土井:もう家が出来上がっていて、「デミオ」はいわば最後の1本の柱ですからね。
そこで、まったく違うことをすると
「なにをやりおるんや!」となります (笑)。
だからこそ自社のブランドという部分を重要視して開発してきました。
Q:開発にはいろいろなプライオリティがあると思います。
たとえば格好よさや走りを優先するけれど、
トランクの広さやなどは、プライオリが低いのは?
トランクを見ると、ずいぶんとバンパーの位置が高くて開口部が狭いなと感じました。
あと、後部座席に座ると、広々という感じではない。
そこらへんは、
確信犯的に割り切ったのでしょうか?
土井:「デミオ」は、これまでの「デミオ」のお客様に
代替してもらえないといけないというクルマです。
ですから、これまでの荷室、後席のスペースはミニマムとして、
それは
絶対に割り込まないようにしています。
カタログスペックでは、現行モデルとほとんど同じなんですよ。
ですが、後席でいえば、膝前のスペースとか、乗降のときの膝の抜きのよさとか、
細かなところの改善をしています。
トランク開口部も、テールランプを分割していますので、
その分、
開口部は広くなっているんですよ。
Q:普通、他のメーカーはライバル車を見て、
負けているところを改善するわけですが、そういうやり方はしていないということですね。
従来モデルよりもいいものを作ろうと。
もともと、「デミオ」を買うお客様は、広さを求めて買っているわけではない。
その
ネガをつぶすことよりも、
ブランドを立てることのほうが
大切だということですね。
土井:あまりブランド、ブランドと格好いいことばかり言うのは
まずいかなとも思うんですけれど……。
おっしゃる通り、今、我々がやらないといけないのは、
基礎を固めるということに注力したかったというのが正直なところです。
Q:では、最後にユーザーへメッセージはありますか?
土井:ターゲットカスタマーは広いと言いましたが、
やはり、コンパクトカーですから
若い人にぜひとも乗っていただきたい。
そして、運転はこんなに楽しいものなんだというのを味わってもらいたいなと思います。
それと、今現在、
無理して大きなクルマに乗ってらっしゃるお客様もいるんじゃないかなと思います。
そんなお客様にも、
クラスの概念を打ち破った新型「デミオ」に一度乗っていただき、
選択肢に入れていただければいいなと思っています。
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